net_may_b_src_1402643537178


1: 名無しさん@おーぷん 2014/11/01(土)12:53:22 ID:nkVP1T9uf
巨人・原辰徳監督(56)が31日、「ワイルドさ」をキーワードに、打線改革に乗り出す考えを明かした。秋季練習第2クールに入ったこの日、高速に設定したマシンを打ち込む特訓を導入した。阪神・メッセンジャーら速球派に苦労した今季の反省を生かし、まずは直球を力強く打ち返すという原点に回帰。徹底的に速球を振り込ませ、“慎ましやか打線”を“ワイルド打線”に鍛え直す。

打球がまともに前に飛んでいかない。詰まった当たりが打撃ケージにはね返ったり、ファウルになる光景を見て、むしろ原監督はニンマリだった。

「このチームには半速球や変化球に強い人はいるけど、本当の真っすぐに強い人がこの1、2年で少なくなった。それが欠点。速球を打つのが基本だから」

来季に向けた打線改革が始まった。G球場で行われた2か所でのフリー打撃。阿部、坂本らが打ち終わった後、打撃マシンが置かれた。マウンドからホームベースまで従来は18.44メートルだが、3メートル前の約15メートルの距離で、最高速に設定された。実際の球速は推定135キロだが、打者に近い分、体感速度は140~145キロほどにもなる。片岡、寺内、実松、加藤、松本哲の5人が、真剣な表情でバットを振り込んだ。目的はとにかく体に覚え込ませることだ。

指揮官は言う。

「速さをはねのける強さというか、いろんな意味で『強さ』を植え付けたい。頭でっかちになったら、野球はここぞというときに勝てない。少し『ワイルド』さを取り入れたい。基本はやはり戦いだからね」

クライマックスシリーズ(CS)最終S(ステージ)で阪神に悪夢の4連敗。4試合で9点と不発だった。公式戦のチーム打率2割5分7厘はリーグ5位、総得点596点はリーグ4位。特に150キロ超の速球で押してくる阪神・メッセンジャーには8試合で1勝4敗、防御率3.17と牛耳られた。交流戦でも楽天・則本、日本ハム・大谷らの剛球に苦しんだ。足りないのは速球をはじき返す腰の入ったスイングだった。

「例えばソフトボールの選手のスイングに無駄な動きはない。投手が近くて、球が速いからだよ。バットの出方とか理想的だよね。我々も速球から練習して、変化球に順応していかないとね」

来春のキャンプでも、すでにマシン特訓の導入は内定。監督自ら命名した「慎ましやか打線」から「ワイルド打線」に変貌させるつもりだ。今後は、さらにスピードの出るマシンを使用することも検討している。原監督は自信満々に言った。

「何か月かたったら打てるようになる。最初の試験は20点くらいでいいんだよ」

日本一という超難関。来季こそ満点の答案を書き上げるため、巨人ナインはひたすらバットを振る。(太田 倫)

http://www.hochi.co.jp/giants/20141101-OHT1T50000.html

引用元: ・原監督、奪回キーワード「ワイルド」に剛球攻略