記者が２年間、担当してきたＤｅＮＡは驚くような補強は行わなかったが、外国人はグリエル、モスコーソが残留しロペスが加入。
ブランコの退団で爆発力は落ちるものの、昨季のブランコはシーズンを通した活躍ができず、ロペスのほうが攻守で安定した活躍が見込めるだろう。
投手陣は久保、井納、山口らの先発陣が安定しており、ベテランの三浦、ＤｅＮＡ初年度の開幕投手である高崎、昨年の開幕投手を務めた三嶋、昨季加入した左腕の高橋尚ら、ローテーション候補は多い。
本来ならば抑えに外国人投手を獲得したかったところだが、外国人枠がすでに埋まっており（グリエル、バルディリス、ロペス、モスコーソ）不可能。
それでも国吉、三上の両右腕がおり、好調なほうが抑えを務めるという図式になるだろう。
オリックスを戦力外となった右腕の東野、ソフトバンクを自由契約となった左腕の岡島を獲得し中継ぎ陣に厚みが増したことは大きい。

　中畑監督は「打線は水もの」とよく口にする。打線の活躍は見た目には派手だが、いくら前日に爆発しても、いい投手に当たれば沈黙することが多々ある。計算が成り立つ投手力ほど心強いものはない。
今季も昨年と同様に、安定した投手陣がチームを引っ張ることになりそうだ。また、コーチ陣の刷新も見逃せない。特に大村巌、坪井智哉の両氏が打撃コーチに就任したことはチームに好影響をもたらすはずだ。
両コーチが本格的に始動する２月の沖縄・宜野湾キャンプに注目したい。（ＤｅＮＡ担当・下村静史）

今年のセ界は…ＤｅＮＡ含めどこが優勝してもおかしくない
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