借金１０に低迷するオリックスは１３日、新外国人野手を緊急獲得する可能性が高まった。
瀬戸山隆三球団本部長（６１）が「３選手ぐらいはリストアップしている」と、絞り込み作業を行ったことを明言。
左膝痛で２軍調整中のトニ・ブランコ内野手（３４）の復帰メドが立たないなか、フロントが貧打解消に本腰を入れる。
同本部長は「（候補者は）投打を含めて」と、幅を持たせたが、狙いは野手になる。
１日に登録抹消された開幕４番のブランコは左膝の回復具合が遅れており、予定されていた１４日のウエスタン・リーグ、
阪神戦（京セラＤ）での実戦復帰が延期。１軍昇格は早くても５月中旬以降になる見込みだ。
ヘルマンも右太もも裏の肉離れで９日に抹消されており、現状の１軍助っ人野手はカラバイヨだけの苦しい布陣。
平野佳、岸田、比嘉ら故障者続出のリリーフ陣のテコ入れも懸案だが、先発のディクソン、バリントン、
ロングリリーフも可能なマエストリの３投手は１軍から外すことはできない。救世主として指名するのは、
１２球団ワーストのチーム打率２割１分３厘の貧打を解消するための舶来砲となりそうだ。
オフに約３０億円の派手な補強を敢行したが、開幕から５カード連続で負け越し、リーグ借金を丸抱えだ。
同本部長は１、２軍の首脳陣の入れ替えなどに関しては「それは考えていない」と否定。
さらなる戦力補強で立て直しを図ることになる。

http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20150413-OHT1T50149.html