ラストアピール！　阪神・藤浪晋太郎投手（２７）が７日、甲子園室内で行われた投手指名練習に参加。後半戦前、最後の登板となる９日の楽天とのエキシビションマッチ（楽天生命パーク）での先発に向け、汗を流した。ライバルたちに負けない結果を出し、先発ローテーションの椅子をつかみ取る。

最終試験を前に、全身から覚悟がにじみ出る。後半戦の先発ローテーション入りへ、藤浪の言葉に熱がこもった。

「使ってもらえるようにというところが大前提だし、ローテに入れるようにアピールするところがもちろん。そのうえで自分が後半戦で活躍するために何かを得られる投球ができればなと思う」

ブルペンに入って、感覚を確かめると、福原投手コーチが見つめる中、ダッシュ。後半戦前、最後の登板となる９日の楽天戦に向け、黙々と調整を続けた。

現状の先発陣で後半戦のローテ入りを確定させているのは西勇と秋山のみ。矢野監督が「後半スタートの時に決める」と話すように、先発陣もまだまだ激しいアピール合戦が続く。６日のオリックスとのエキシビションマッチ（京セラ）に登板した二保は５回を無失点でまとめ、２試合で防御率２・４５と安定。そしてこの日は、高卒２年目の及川がウエスタン・広島戦（鳴尾浜）に先発し５回３失点と粘投した。

一方、藤浪は２試合いずれも４回２失点と課題の残る結果が続いている。福原投手コーチは「内容、結果ともに求めて投げてもらいたい」とハッパをかけた。ライバルたちがアピールする中、後れを取るわけにはいかない。

「前回は決め球を決めきれなかったので、そこがテーマ。ウイニングショットが大事になってくるのかなと思う」

東京五輪では侍ジャパンが躍動。自身も日の丸を背負って戦った経験のある藤浪は「野球は自分もプロとしてやっていますし、刺激というより、配球、投手の投げ方だったりを見て勉強しています」と率直な思いを吐露した。再び真っ新なマウンドに立つため、その目は前だけを見つめている。（原田遼太郎）
https://news.yahoo.co.jp/articles/0620072acc97b279f28e1c12dbb2c9eca9d3dd6c

　江　「俺の勝手な思いなんだけど、阪神の藤浪がもしトレードで巨人に、となったらどう」

　原　「いや、藤浪は、いつでもいいと思いますよ」

　江　「藤浪は原監督じゃなきゃ使えないと思う。もったいない」

　原　「何年間か、藤浪を出してよ、と阪神には言っているんですよ。俺がちゃんと男にするから、と。去年はコロナに感染し、罪人みたいになってかわいそうだった。選手は球界の宝物です」

　江　「受け皿がしっかりあるということは、阪神に今度言っておこう（笑）」

https://www.sanspo.com/article/20210106-TCYEN64SDBKLBGPXTTCWCTJ5X4/?outputType=amp